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レジャー特集 のんびり岐阜まちなか歩き
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哀しい伝説の祠

おくわ様の祠
'15/05/25
この雄総にある長良川堤、現在は川本流に面していません、現在のように長良川の堤防が改修されるまでは堤防として機能していました。
その堤防にひとつの祠があります。

祠はくわの墓とされています。
そこには悲しい伝説があります。

昔、まれに見る大雨の年のことでした。激しい雨は、長良川を恐ろしいほどに狂わせ、ついに堤防は崩れてしまいました。
長良の村々はあっという間に家や田畑、そして尊い人の命までもが濁流に呑まれてしまいました。
多くの物を失った村人達はなす術もなくただ途方に暮れるばかりでした。

そんな時、この村を不思議な旅人が通りかかり、村人の悲しみを見かねた旅人は「今度、堤防を築くときは村で一番美しい娘を人柱にお立てなさい、そうすれば堤防が切れることは無くなるでしょう」
と言い残して、立ち去ったのです。

はじめ、そんな可哀想なことは出来ない、と言ってた村人達でしたが他に良い策も無く、人柱を立てることを決めたのです。
ちょうど村には、村一番の器量良しとして評判の娘がいました。
若く美しいその娘は”おくわ”と言い、村人達は断腸の思いで、おくわに人柱になってくれることを願い上げました。

突然の話に両親は嘆き悲しみ、おくわも泣き暮らす毎日が続きました。
悩みあぐねたおくわは、ついに決心し「私が人柱になることで多くの人の命とこの村が助かるのなら、喜んで人柱になりましょう」とおくわは、静かにきっぱりとこう言いました。

こうして深い悲しみの中新しい堤防が築かれました。
その後不思議な旅人の言ったとおり、二度とこの堤防は切れることはなかったということです。

この堤防はグランドホテルの上流の雄総の堤防で「さくらづつみ」として市民の憩いの場となっています。
毎年多くの方が花見に訪れます、淡いピンクに染められた花びら、その短いを惜しむことなく数週間で潔く散らす桜。
その花言葉は純潔です、この桜は毎年綺麗な花を咲かせます。
まるで、おくわの清く美しい心の気高さを象徴するようです。
 
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