水の資料館・水の体験学習館
水の資料館・水の体験学習館、岐阜市の水源地鏡岩にあります。
ここは岐阜公園の北側名川側沿いに面して建てられています。
長良川の伏流水を岐阜市の水道水の原水として市民に供給した施設です、長良川は1985年(昭和60年)3月当時の環境庁に「名水百選」に選ばれています。
この両建物は、2001年(平成13年)9月に国の登録有形文化財に登録されています。
水の資料館は、岐阜市が管理する上水道に関する資料館です、水道への関心と理解を深めてもらうことを目的に2002年(平成14年)4月に開館しました。
岐阜市が上水道の給水を開始した1930年(昭和5年)にこの鏡岩に建てられ、1970年前後(昭和40年代)まで給水用のエンジン室として使われていました。
建物の壁は長良川の石を積み上げて築かれているそうです。
施設の中には、岐阜市の水道の歴史が分かるコーナーや水源地として利用されているポンプや計器類が展示されています。
また、職員手作りによる鏡岩配水池の施設模型なども展示しています。
施設の外には水力発電に使っていた発電機があります、この水力発電機は米国製で、明治41年、揖斐川支流粕川に建設されたものです、以後昭和57年まで約73年間、岐阜市に電気を送り続けたそうです。
水の体験学習館は、岐阜市が管理する長良川と水との関係を五感通して体験学習出来る体験学習館です、水の性質や大切さを理解し深めてもらうことを目的に2005年(平成17年)4月27日に開館しました。
水の資料館と同様に鏡岩水源地内に建てられ、1970年前後(昭和40年代)まで給水用のエンジン室として使用されていました。
建物は資料館と同様長良川の石を利用しています。
施設の中は水と自然とのかかわりを体験し、水の様々な要素をたのしく理解していくことを目的とする施設です。
井戸水が湧く様子を映像で紹介されています、また水琴靴があってこの水琴窟は流す水の場所によって、水琴窟の前や左右によって3種類の異なった水の流れる音色が聞けます。
両施設の建物の外壁は、先ほど書きましたとおり長良川の玉石を貼ってあります、四隅には花崗岩が積み上げられています。
側面に丸窓を一列に配し正面はアーチ状の入口があります、また入口脇にはアーチ窓が連続し切妻屋根を壁から突き出たすじかいが支える山小屋風意匠とするなど、水道施設とは思えないデザインの建物となってます。
新緑の季節爽やかな長良川の風に誘われ、岐阜公園より水の道コースの一つとして訪れてはいかがでしょうか。
入場料無料です。
休館日:月曜日(月曜日が祝日の場合はその翌日)、年末年始(12月29日~1月3日)
長良橋バス停より徒歩約10分程度です。

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